7月10日、農業大学校の新潟米「新之助」の田んぼの様子です。
生育もだいぶ旺盛になってきました。
ほ場に刻まれたV字の溝は、「溝切り」という作業を行って学生さんが作ったものです。
これにより、フェーンなどの緊急時に、田んぼ全体に迅速に水を行き渡らせることができます。
撮影当日は、農業大学校の学生さんの生育調査日でした。
稲の体の中では、もうじき「幼穂」と呼ばれる稲穂の基となる器官がつくられます。
学生さんは、その「幼穂」の長さや葉の色の濃さを生育調査で確認しながら、追加で与える肥料の時期や量を判断します。
品種比較の田んぼの稲も、葉の色などに差が見られてきました。
赤い線で囲まれた稲が新潟米「新之助」です。右隣の醸造用の「五百万石」という品種に比べ少し葉の色が淡く感じますね。
撮影協力:新潟県農業大学校
6月20日、田植えから1か月が経過した農業大学校の新潟米「新之助」の田んぼの様子です。
1日の時点ではまだ少し頼りなかった苗も、順調に茎数を増やし、立派な稲姿に生長してきました!
稲作では、田植え後約1か月後頃に、茎の数が増えすぎないよう生育を調節するため、田んぼの水を落とす「中干し」という作業を行います。
農業大学校の新潟米「新之助」の中干し作業も、もうそろそろでしょうか。
品種比較の田んぼの稲も、だいぶ大きくなりました。
これから夏にかけて、それぞれの品種でどのような生育の特徴が見られるのか。こちらにも注目していきます!
撮影協力:新潟県農業大学校
6月1日の朝、農業大学校の新潟米「新之助」の田んぼの様子です。
この日は比較的天気が良く、近くにそびえる弥彦山と角田山がはっきりと確認できます。
田植えから約2週間経った苗は、しっかりと田んぼに根づき、新しい葉を伸ばしています。
生育の状況は、農業大学校の学生が5日ごとに調査し、生育に応じた管理を行います。
こちらは、いろいろな品種の生育を比較する田んぼです。
それぞれの生育や稲の姿の差は、遠目でははっきりとわかりませんが、新潟米「新之助」も含めて順調に生育しています。
品種比較については、新潟県農業大学校のホームページでも紹介していますので、そちらも御覧ください。
【農大】一つの圃場で稲の品種比較
https://www.pref.niigata.lg.jp/site/nogyodai/hinsyumihon.html
撮影協力:新潟県農業大学校
5月19日、農業大学校で新潟米「新之助」の田植えが行われました。
前日までの好天が嘘のような、時折雨も混じる天気でしたが、3週間前に学生たちが種をまき、温度などに気を配りながら管理してきた苗が、無事に田んぼに植えられました。
稔りの秋に向けて、植えられた苗は、このあと田んぼに根をのばし、徐々に茎の数を増やしていきます。
この田んぼの近くでは大学校の1年生が、1つの田んぼでいろいろな品種の生育を比較するための田植えを行っていました。もちろん新之助も入っていますよ。
こちらの生育の様子も随時お知らせしていきます!
撮影協力:新潟県農業大学校
今年も新潟県農業大学校の学生が、稲作を学びながら栽培する新潟米「新之助」の生育の様子を御紹介します。
大学校では、4月28日に稲の種子を苗箱にまく「播種(はしゅ)」の作業を行いました。
播種に向けてあらかじめ下準備を行い、少し芽を出した状態の種子を、機械を使って均一に播きます。
苗箱の横の黄色いテープは、新潟米「新之助」の目印。管理や田植えの時に品種を間違えないための工夫です。
昔から農業には、「苗半作(なえはんさく)」という言葉があります。
苗の出来によって、その年のお米の出来の半分が決まるといって良いくらい、お米づくりにとって苗づくりは重要です。
田植えまでの約20日間、苗が健康に育つよう、学生たちはハウスの温度などに注意しながら苗の管理を行います。
撮影協力:新潟県農業大学校
新潟県農業大学校(新潟市西蒲区)で栽培していた新潟米「新之助」が、収穫の日を迎えました。
5月19日の田植えから138日間。
毎年この時期になると思うのですが、長いようで、あっという間です。
今年は苗づくりが思ったようにいかず、田植え後は少し遅れ気味での生育でしたが、
秋には立派な稲になりました。
この日は、農機具メーカーのご協力で最新のコンバインを使っての収穫作業も体験。
稲作経営科のみなさんが、最新型コンバインの機能や操作方法を学びながら、作業を行いました。
新之助の栽培ほ場を担当された松下さん、林さんはじめ、稲作経営科のみなさん、
種子の準備に始まり、苗づくり、定期的な生育調査と日頃の栽培管理など、ご苦労さまでした。
みなさんが育てた新之助、消費者のみなさんにも喜んでいただけそうですね。
今年も取材へのご協力、ありがとうございました。
撮影協力:新潟県農業大学校
新潟県農業大学校では、稲が青々と育つ田んぼで「溝切り」作業が行われていました。
「溝切り」は、広い田んぼ一面に、2~3m程度の間隔でV字状の溝をつける作業です。
この溝を作ることで、入水時には田んぼ全体に水を行き渡らせ、排水する際もスムーズに排水溝から流れ出るようになります。例えば、フェーン現象などの異常気象が予想されるときは、速やかに入水することで、高温から稲を守ることができます。
暑い中での地味な作業ですが、おいしいお米を作るための大切な作業です。
公式SNSアカウント(Twitter、Instagram、Facebook)でも作業の様子をご紹介しています。
ぜひご覧ください。
画像提供:新潟県農業大学校
は種から3週間。
気持ちの良い青空の下、いよいよ新潟県農業大学校でも新潟米「新之助」の田植えが行われました。
ハウスで大切に育ててきた苗が田植機にセットされ、田んぼに一定の間隔で植えられました。
秋には、おいしい新之助になるように、このあとも手間暇かけて育てていきます。
撮影協力:新潟県農業大学校