新潟県農業大学校では、稲が青々と育つ田んぼで「溝切り」作業が行われていました。
「溝切り」は、広い田んぼ一面に、2~3m程度の間隔でV字状の溝をつける作業です。
この溝を作ることで、入水時には田んぼ全体に水を行き渡らせ、排水する際もスムーズに排水溝から流れ出るようになります。例えば、フェーン現象などの異常気象が予想されるときは、速やかに入水することで、高温から稲を守ることができます。
暑い中での地味な作業ですが、おいしいお米を作るための大切な作業です。
公式SNSアカウント(Twitter、Instagram、Facebook)でも作業の様子をご紹介しています。
ぜひご覧ください。
画像提供:新潟県農業大学校
は種から3週間。
気持ちの良い青空の下、いよいよ新潟県農業大学校でも新潟米「新之助」の田植えが行われました。
ハウスで大切に育ててきた苗が田植機にセットされ、田んぼに一定の間隔で植えられました。
秋には、おいしい新之助になるように、このあとも手間暇かけて育てていきます。
撮影協力:新潟県農業大学校
は種してから、2週間が経ちました。
この時期は「硬化期(こうかき)」と言い、ハウスを開けて冷たい外気に慣れさせます。
順調に育った苗は、緑色が濃くなってきました。
田植えまで、あと1週間です。
新潟県農業大学校の新之助は、苗の「緑化期(りょくかき)」に入りました。
芽の出始めは薄かった色が、既に1枚目の葉が開いてきれいな緑色になりました。
5月に入ると気温が高くなり、ハウスの換気をすると風が吹き込んで水分も失われます。
だから、毎朝の水やりはとても大切。
これからは、5月の田植えに向けて外気や日照、風など、外の環境にゆっくり慣れさせていきます。
撮影協力:新潟県農業大学校
新潟は少し肌寒い日が続いています。
新之助の種籾(たねもみ)を「は種」してから4日が経ちました。
温かいハウスの中、保温シートの下で芽が出揃ってきました。
撮影協力:新潟県農業大学校
新潟では、田植えの準備で田んぼに水が入り始めました。
水が入った田んぼは、夜になるとカエルの大合唱です。
新潟県農業大学校では、種子を播く「は種(はしゅ)」が行われました。
この作業では、苗箱の中に土を敷いて水をかけたところに、わずかに芽を出させた種子を均一に播き、最後に土をかぶせます。
あとは約1ヶ月、ハウスの中で温度を調整しながら、苗がすくすくと育つように管理します。
撮影協力:新潟県農業大学校
新潟米「新之助」を育てる田んぼの準備が始まっています。
新潟県農業大学校では、土を耕す作業「耕うん(こううん)」が行われていました。
田んぼの土は、昨年の秋に稲刈りが終わった後、冬期間は雪の下になったりして固く締まっています。
丁寧に耕して土を柔らかくすることで、根がしっかりと張って、生育期間も風害や気象変動に負けない強い稲が育ちます。
撮影協力:新潟県農業大学校
今年もいよいよ、新潟米「新之助」づくりの準備が始まりました。
今年度も引き続き、新之助の生育状況を、新潟県農業大学校稲作経営科2学年のみなさんが担当する栽培管理の様子と一緒にご紹介していきます。
まずは、苗の病気を防ぐための「種子」の消毒作業「温湯消毒(おんとうしょうどく)」です。
この工程では、農薬の使用量を減らすために、種子を“60℃”のお湯に10分間浸すことで、種子に付いている病原菌を減らします。
ただし、これ以上水温が高いと発芽に影響してしまうので、しっかりと水温を確認しながら作業します。
また、袋の中まで温度が均一になるように、袋をぶら下げた棒を上下に揺らします。
温湯消毒のあとは、種子を10日ほど水に浸けて、発芽の準備を促す「浸種(しんしゅ)」です。
発芽がバラつかないように水温を10~15℃に保ちます。
いよいよ始まった新之助づくり。このあとも様々な工程が続きます。