新潟県農業大学校では、ジメジメとした暑い中、「溝切り」作業を行いました。
「溝切り」とは、田んぼに溝を作り、排水溝へ水がスムーズに流れるようにする作業です。
排水や中干しを効率的に行うことができるほか、
フェーンなどの異常気象時には速やかに入水することもできます。
ちなみに、田んぼの水を落として、一時的に田んぼを乾かすことを「中干し」といい、
茎数が過剰になりやすい新之助の生育をコントロールします。
収量や品質を確保し、おいしいお米を作るための大切な作業です。
大学校では、溝切り作業に、歩行型と乗用型の2つの溝切り機を使用していました。
歩行型は田んぼに足を取られ、進むだけで大変そうでしたが、
みなさんがんばって作業されていました。
公式SNSアカウント(Twitter、Instagram、Facebook)でも稲の様子をご紹介しています。
ぜひご覧ください。
撮影協力:新潟県農業大学校
新潟県農業大学校では、無農薬無化学肥料栽培の研究も行っています。(新之助ではありませんが…)
こちらのほ場では、除草剤を使用しないため、チェーンを使って除草をしています。
田植え機にチェーンを取り付けた機械で除草を行いますが、
水口(みなくち)と水尻(みなじり)は機械で地盤をいためないよう、人力でチェーンを引っ張ります。
田植え後、稲が根を張ってからほぼ毎週、7月上旬まで除草作業を行っています。
ちなみに…
チェーン除草とは、
雑草が生え始めた田んぼの表面の土を、
チェーンを引っ張って雑草を根付かせないようにする方法です。
生え始めたばかりの雑草は根が短いため
チェーンに引っかかり抜けて、田んぼに浮かびます。
一方、稲は根をしっかり張っているので、
チェーンで抜けることはほとんどありません。
公式SNSアカウント(Twitter、Instagram、Facebook)でも稲の様子をご紹介しています。
ぜひご覧ください。
撮影協力:新潟県農業大学校