新潟では、田植えの準備で田んぼに水が入り始めました。
水が入った田んぼは、夜になるとカエルの大合唱です。
新潟県農業大学校では、種子を播く「は種(はしゅ)」が行われました。
この作業では、苗箱の中に土を敷いて水をかけたところに、わずかに芽を出させた種子を均一に播き、最後に土をかぶせます。
あとは約1ヶ月、ハウスの中で温度を調整しながら、苗がすくすくと育つように管理します。
撮影協力:新潟県農業大学校
新潟米「新之助」を育てる田んぼの準備が始まっています。
新潟県農業大学校では、土を耕す作業「耕うん(こううん)」が行われていました。
田んぼの土は、昨年の秋に稲刈りが終わった後、冬期間は雪の下になったりして固く締まっています。
丁寧に耕して土を柔らかくすることで、根がしっかりと張って、生育期間も風害や気象変動に負けない強い稲が育ちます。
撮影協力:新潟県農業大学校
今年もいよいよ、新潟米「新之助」づくりの準備が始まりました。
今年度も引き続き、新之助の生育状況を、新潟県農業大学校稲作経営科2学年のみなさんが担当する栽培管理の様子と一緒にご紹介していきます。
まずは、苗の病気を防ぐための「種子」の消毒作業「温湯消毒(おんとうしょうどく)」です。
この工程では、農薬の使用量を減らすために、種子を“60℃”のお湯に10分間浸すことで、種子に付いている病原菌を減らします。
ただし、これ以上水温が高いと発芽に影響してしまうので、しっかりと水温を確認しながら作業します。
また、袋の中まで温度が均一になるように、袋をぶら下げた棒を上下に揺らします。
温湯消毒のあとは、種子を10日ほど水に浸けて、発芽の準備を促す「浸種(しんしゅ)」です。
発芽がバラつかないように水温を10~15℃に保ちます。
いよいよ始まった新之助づくり。このあとも様々な工程が続きます。