田んぼの準備に続き、「種子」の準備も始まりました。
まずは、「塩水選(えんすいせん)」です。
種子用に生産された籾(もみ)を、調製した塩水に投入します。
○ 充実した種子 : 比重が重く、沈む
△ 充実が足りない種子 : 比重が軽く、浮く
浮いた種子を取り除き、より充実した良い種子だけを使用します。
良い苗を育てるための大切な工程です。
塩水選で選別した後は、「温湯消毒(おんとうしょうどく)」を行いました。
農薬の使用を減らすため、種子を60℃のお湯に浸けて熱で病原菌を減らします。
あとは、10日ほど水に浸けて発芽の準備をさせる「浸種(しんしゅ)」に入ります。
この地味な工程も重要で、水温などの管理が雑になると、発芽がバラついてしまいます。
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今後も「新之助」のお米づくりの様子をお届けしていきます。
撮影協力:新潟県農業大学校