8月16日、農業大学校の新潟米「新之助」の田んぼの様子です。
1日の時点で数cm程度だった幼穂も、茎の中で順調に発育し、撮影日にはほぼ穂が出揃いました。
穂を近くで見ると、白いおしべが確認できます。晴天の下、「穎花(えいか)」と呼ばれる稲の花がしっかりと開花し、受粉できたようですね。
穂についた籾の1つ1つがしっかりと稔るためには、十分な日差しだけでなく、稲にしっかりと水を与える丁寧な水管理が必要です。
穂が出たあとの水管理は、田んぼ土が湿った状態を維持できるよう、とても気を配ります。収穫まであと1か月と少し。学生のみなさんの栽培管理も、収穫の秋に向けてもうひと踏ん張りです。
撮影協力:新潟県農業大学校
8月1日、農業大学校の新潟米「新之助」の田んぼの様子です。
新潟県を含む北陸地方もようやく梅雨が明け、夏の天気もいよいよ本番です。
新潟米「新之助」を栽培する3名の学生のうち、1名は苗の植え付け前に肥料を施用し、穂が出る前に追肥を行う栽培に、2名は1年間の稲作に必要な肥料を全量植え付け前に施用する栽培に取り組んでいます。
撮影日は、追肥を行う田んぼを管理する学生が、新潟米「新之助」の幼穂の長さを調査していました。調査した茎の幼穂は、1cmから長いものでは数cmに発育した茎も。この田んぼでは、お盆頃には穂が出ている様子が確認できそうです。
(赤い丸の部分が「幼穂」。この茎では1cm程度に発育)
同じ日、農業大学校の別のほ場では、農機具メーカーと連携した農業ドローンによる肥料散布作業が行われていました。
新しい技術について、座学だけでなく、作業を通じて効果を実際に感じることで、学生のみなさんは水稲の栽培管理や稲作経営を学んでいます。
撮影協力:新潟県農業大学校