7月10日、農業大学校の新潟米「新之助」の田んぼの様子です。
生育もだいぶ旺盛になってきました。
ほ場に刻まれたV字の溝は、「溝切り」という作業を行って学生さんが作ったものです。
これにより、フェーンなどの緊急時に、田んぼ全体に迅速に水を行き渡らせることができます。
撮影当日は、農業大学校の学生さんの生育調査日でした。
稲の体の中では、もうじき「幼穂」と呼ばれる稲穂の基となる器官がつくられます。
学生さんは、その「幼穂」の長さや葉の色の濃さを生育調査で確認しながら、追加で与える肥料の時期や量を判断します。
品種比較の田んぼの稲も、葉の色などに差が見られてきました。
赤い線で囲まれた稲が新潟米「新之助」です。右隣の醸造用の「五百万石」という品種に比べ少し葉の色が淡く感じますね。
撮影協力:新潟県農業大学校