今年もいよいよ、新潟米「新之助」づくりの準備が始まりました。
今年度も引き続き、新之助の生育状況を、新潟県農業大学校稲作経営科2学年のみなさんが担当する栽培管理の様子と一緒にご紹介していきます。
まずは、苗の病気を防ぐための「種子」の消毒作業「温湯消毒(おんとうしょうどく)」です。
この工程では、農薬の使用量を減らすために、種子を“60℃”のお湯に10分間浸すことで、種子に付いている病原菌を減らします。
ただし、これ以上水温が高いと発芽に影響してしまうので、しっかりと水温を確認しながら作業します。
また、袋の中まで温度が均一になるように、袋をぶら下げた棒を上下に揺らします。
温湯消毒のあとは、種子を10日ほど水に浸けて、発芽の準備を促す「浸種(しんしゅ)」です。
発芽がバラつかないように水温を10~15℃に保ちます。
いよいよ始まった新之助づくり。このあとも様々な工程が続きます。