5月31日、鳥のさえずりが聞こえる爽やかな青空の下、阿賀野市立笹岡小学校と神山小学校の5年生のみなさんが、両校で管理している学校田で新之助の田植えを行いました。
4月にみんなで種まきをし、両校の敷地内で育ててきた苗は、青々とした茎を真っ直ぐに伸ばし、あとは田植えを待つばかりです。
最初の作業は、きれいに決まった間隔で稲を植えられるよう、田んぼに目印をつけること。
サンダルを脱いで裸足になって、さっそく田んぼに足を踏み入れます。
「冷たい!」「あったかい!」
「気持ち悪い!」
「チョコレートだと思えば耐えられる!」
など、泥の感触に賑やかな声をあげながら、みんなで息を合わせて大きな農具を転がし、目印となる枠線をつけていきました。
いよいよ田植え作業です。
田んぼ全体につけた目印に沿って、一株ずつ苗を植えていきます。
初めのうちは、植えた苗が立たずに倒れてしまったり、目印が分からなくなったりと苦戦している様子も見られましたが、すぐにコツをつかみ、リズムよく丁寧に苗を植えていきました。
手持ちの苗がなくなると、田んぼの外で待機している先生役のJAや生産者の方々にサインを送り、追加の苗を投げ入れてもらいます。
作業の後半には、「苗くださーい!」という元気な声があちこちで上がり、たくさんの苗の束が、空を飛んで子どもたちのもとに届けられました。
最後に雑草を防止する「米ぬか」をたっぷり撒き、田植えが完了しました。
昨年、「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」の小学校部門において「金賞」を受賞している両校。
収穫はおよそ4か月後です。今年もおいしいお米がとれますように!