第23回米・食味分析鑑定コンクール国際大会・小学校部門において、阿賀野市立 笹岡小学校・神山小学校5年生のみなさんが栽培した新潟米「新之助」が、最高賞の『金賞』を受賞されました。
12月21日(火)には、これを記念して両校の生徒が新潟県庁を訪問され、花角知事に受賞のご報告をいただきました。
知事から今回の取組について尋ねられると、「お米づくりの大変さがわかった」、「受賞してびっくりしたけど、みんなで力をあわせてがんばったのでうれしい」、「将来の夢はお米農家なので、これからに役立てたい」、「感謝の気持ちを持ってお米を食べようと思った」などたくさんお話をいただきました。
改めて、笹岡小学校・神山小学校5年生のみなさん、金賞受賞おめでとうございます。
【笹岡小学校と神山小学校の取組について】
阿賀野市立 笹岡小学校と神山小学校の5学年では、JAささかみ青壮年部の協力を得て「学童農園」を設置し、農作物を育てるところから口に入れて食べるまでの過程を実体験し、農業の大切さを学んでいます。
両校の生徒が一緒に1つの田んぼを管理し、令和2年度からは新潟米「新之助」の栽培に取り組んでいます。
令和3年度は、種まきから、田植え、生きもの調査、草取り、稲刈り、そして脱穀・精米までを体験しました。「田植え」では泥のぬかるみに足を取られながら苗を植え、「生きもの調査」では田んぼに生息する多くの生きものがそれぞれの役割を果たしていることを学び、「草取り」では農薬に頼らない栽培の難しさを知ることができます。
最後は、稔りの秋を迎えた田んぼで鎌を使って「稲刈り」を行い、乾燥した稲株を「脱穀」「精米」し、ようやく普段食べているお米となります。
自分たちで育て、食べることができるようになるまでを実体験した新之助で作るおにぎり。その味は格別です。
今回の受賞をきっかけに、これからも、お米づくりや農業の大切さ、さらには食の安全・安心について考えていただけたら嬉しいです。